ダブリン市民

ダブリン市民

「細心卑小な文体」を用いて,陰鬱かつ閉鎖的なダブリンの市民階層の麻痺的な生態を描いたジョイス(1882―1941)の初期短篇集.少年期・青春期・成年期・社会生活という四つの相に配列された14篇に「死者たち」を合わせた計15篇から構成され,その後のジョイス文学の展開の端緒をなす記念碑的な作品である.

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